中小企業採用担当者必見!~採用成功の8つのヒント(新卒編)~

動画制作という仕事柄、リクルート動画によって「お客様の採用をどう成功させるか」を考えるのですが、その上で気になるのはやはり最近のリクルート事情。今回は、これからの採用活動にはどんなことが求められるのかという視点から、特に重要なものを8つのヒントという形でご紹介していきたいと思います。

ヒント1 「自社PR」よりも結果にコミットするもの

求職者に対してアピールする「自社の強み」が明確になっている中小企業は少ないそうです。たしかに大手企業や際立った特徴を持った企業と比較したときに、「自社が優っていること」を考えると強みが弱いと思えるかもしれません。「自社の強み」が際立っていることは重要なアドバンテージには違いないのですが、切り口を変えることで、それに勝るとも劣らないアピールが可能になります。学生さんと企業のマッチングを図るうえで大切なことは、一歩踏み込んで知ってもらえるチャンスがあって、その上で響くポイントがあったり、条件にマッチしているなと感じてもらえたりすること。他社に勝るという角度からではアピール力が弱かったとしても、学生さんから見て一歩踏み込んだ情報が公開されていたり、それらを知る機会(たとえばインターン、座談会など)が与えられたりする方が、最終的にはマッチングのチャンスが多くなりそうですね。

ヒント2 求職者(新卒)が知りたい情報

今どきの採用活動では企業から学生さんへの情報提供が求められます。では、学生さんはどんなことを知りたがっているのでしょうか?

出典:「就職白書2020(冊子版)」リクルートキャリア 就職みらい研究所「学生が知りたいと思った情報と知ることができた情報」

このグラフは、「知りたいと思ったこと」と「知ることができたこと」の差が大きい順に左から並んでいます。差が一番開いているのは「社内の人間関係」。社会人としてのまだ見ぬ世界がどんな人間関係で成り立っていくのか、漠然とした不安を抱えている人が多いことが想像できます。この部分を少しでもフォローしてあげられるような情報提供が求められそうです。

もう一つ注目したいのが、左から4番目の「具体的な仕事内容」。企業側も伝えようと努力している項目と思いますが、学生さんはもっと具体的に知りたがっているという結果に。先輩方が実際にどんな流れで何をしているか知ることができる機会を与えるなど、より具体的な仕事内容の伝え方を検討する必要がありそうです。

ヒント3 企業がコミュニケーションとして使っている媒体

出典:「就職白書2020(冊子版)」リクルートキャリア 就職みらい研究所「情報提供やコミュニケーションとして、実施予定のもの」

企業がどのような媒体を通してコミュニケーションをとっているのかを表すグラフです。トップは自社ホームページ。ほどんどの学生さんがホームページをマストで確認しますし、24時間いつもで見ることができ、説明会に来られなかった人へのアプローチにもつながります。2020年卒の実施状況に対して、2021年卒の実施予定が伸びているものに「動画配信サービス」があります。動画を制作する者として注目したいところです。スマホ世代に訴求できる動画は、これからもキーになってきます。より需要をとらえた動画戦略が求められてくると思います。

ヒント4 大学生の就活の流れ

新卒採用の一連の流れをご紹介します。

  • 大学1~2年

大学1~2年が参加できるインターシップの開催も。

  • 大学3年4月

多くの大学で一斉に大手情報サイトに登録する機会が設けられます

  • 大学3年6月~

6月頃からインターシップの受付がスタート。インターシップをやっている企業は6割。上場企業だと8割程度。(インターシップが多く行われるのは、夏休み中の8月が1位、冬休み中の2月が2位)

出展:リクナビ 就活準備ガイド インターンシップの参加時期(2019年卒の内定者に対するアンケート)

  • 大学3年3月~

本格的な情報収集がスタート。各情報サイトもインターン情報サイトから採用の本サイトにリニューアルされます。プレエントリー、会社説明会などが順次行われます。

  • 大学4年6月~

選考開始

  • 大学4年9月~

内定☆

就活を始めて、手探りでインターシップのエントリーをする大学3年生の春。この時期、企業側は分かりやすくて少し目立つ情報提供を意識する必要性がありそうです。就活本番となる大学3年生の3月、この時期からは学生さんも少し肥えた目で企業を見るようになるので、本当に知りたい情報を提供してマッチングを目指しましょう!

ヒント5 企業の課題①~新型コロナウイルスの影響~

9割の企業が新型コロナウイルスの影響によってなんらかの影響を受けていると感じているそうで、採用スケジュールの見直し、ウェブを活用した柔軟な対応などを行っています。リクルートキャリアのリクレポ(https://www.recruitcareer.co.jp/news/20200618rpj7x.pdf)に、学生さんの不安の声もたくさん掲載されています。企業は必死で、学生さんは不安を抱えているのが現状。こまめな連絡や、スケジュールの開示などが学生さんとの大事なコミュニケーションになることでしょう。

ヒント6 企業の課題②~早期離職を減らしたい~

出典:「若者にとって望ましい初期キャリアとは〜調査結果からみる“3年3割”の実情〜」公益社団法人全国求人情報協会

早期転職を決意した人の多くは、「仕事内容への不満」「人間関係への不満」がきっかけになっているようです。この2つは働いてみてはじめて分かる部分で、入社前にどこまで伝えられるかは難しい問題。最近、インターシップが重要視されるようになったのは、このあたりの対策が手厚くなってきているからとも言えそうです。中小企業の場合は、知名度が高くインターン生が殺到する大手企業と違って、実務体験ができるようなプログラムを組んでいるケースが多く、学生さんにとってもメリットが大きいはず。インターシップのプログラムをより学生さんにとって実りある内容にすることで、入社してほしい人材とのマッチングを生み、ひいては早期離職回避の対策につながります。

ヒント7 学生さんの本心やいかに①~「成長」というキーワード~

出典:「就職白書2020(冊子版)」リクルートキャリア 就職みらい研究所「就職先を確定する際、決め手になった項目」

待遇や条件面が大きく影響する就活ですが、最終的に就職先を確定する場面で「自らの成長が期待できるか」という点が決め手になっているという調査結果になっています。「自らの成長」を測る物差しは人それぞれだと思いますが、周りの人や社会の役に立つことで「自らの成長」を感じられる人は多いはず。キャリアプランや環境面で希望する環境が準備されているかという気持ちのほかにも、人や社会の役に立つイメージを持てるかどうかに照準を合わせたアプローチが有効だと考えられます。

ヒント8 学生さんの本心やいかに②~「求める人材」をもっと知りたい~

学生さん目線では「企業が求める人物像を教えてほしい」という需要は高いのですが、それを明確に提示している企業は少ないのが現状です。例えば多くの企業で求められる「明るくて素直な人」、「コミュニケーション能力の高い人」。これが求められるのも事実ですが、学生さんからすると「もっと具体的な要件を聞きたい」というのが本音。「働く上でどのような考え方を重視する会社」とか、「実際に活躍しているのはこんな人」とか、「こんな雰囲気の人たちが働いている」など、学生さんがマッチングを図るうえで役に立つ情報を開示することが大切になってきます。働いている社員さんの傾向をベースに「求める人材」をより具体的情報として落とし込んで伝えることが必要になります。

色々なコンセプトを持ったリクルート動画

「学生さんが求めるもの」という視点から、今回は2つの動画コンセプトと、参考になる動画(※弊社が制作したものではありません)をご紹介します。

若手社員さんによる座談会動画

「自社の魅力の分析をもっと深めたい」と思われている採用担当者は多いと思います。そんなときは是非若手社員さんの力を借りましょう!入社してくれた若手の社員さんは、「自分が求職者だったら本当はどんなことが知りたい」とか、「入社してみて分かったギャップ」など新鮮な情報を持っています。「これを動画にしてしまおう」という試みが、座談会スタイルのリクルート動画です。学生さんは、口コミサイトのようなリアルな話を聞きたい!という期待を持って動画を視聴していますので、「ここでしか聞けない」話を語ってもらいましょう。一周回って自社PR動画になってしまうと視聴した学生さんに期待外れに映ってしまうので注意です!

<参考になる動画> LOFT/ロフト 新卒採用 台本のないチーフ座談会

「見た目」と「ワクワク」を重視したリクルート動画

動画を見ることに慣れた世代に対して、無視できないのはやはり「見た目」と「ワクワク」。動画を入り口にして、「もっとよく知ってみよう」と誘導することができますね。下記の参考は「うずのくに南あわじ」という道の駅のブランディング動画。「ワクワク」だけでなく大事にしている考え方や求める人材が伝わってくる内容になっています。

<参考になる動画>「うずのくに南あわじ / 企業ブランディング」

おわりに

今回記事を作成するにあたって、「リクルートキャリア 就職みらい研究所」様、「公益社団法人全国求人情報協会」様の調査データを引用させていただきました。日頃から役に立つ情報を公開していただき、また引用の許諾に際してご丁寧に対応して頂きありがとうございました。

私自身は就活に苦戦したタイプですが、それでもあの時にしかできなかった経験は貴重だったと思います。企業のみなさんがコストをかけて学生さんにプライスレスな経験を提供していることには違いありませんし、悩んだ就活も楽しんだ就活も学生さんにとっては大切な経験になることと思います。

miyaharasonoko

1988年、北九州生まれ。プロモーションディレクター。CM/企業VP/ウェディング/舞台。【いつものカメラ】FS5/α7SⅡ/Zhiyun Crane【編集ソフト】Adobe Creative Cloud/EDIUS pro

CONTACT

お問い合わせ

はじめての動画制作だと不安がつきもの!
些細な質問でもお気軽にお電話ください。
経験豊富なメンバーが丁寧にご回答いたします!

お問い合わせ 0120-551-872

営業時間:9:30~19:00